・・・
(以下、出版社サイトより引用)
本屋大賞ノミネート作、待望の文庫化!
宙には、育ててくれている『ママ』と
産んでくれた『お母さん』がいる。
厳しいときもあるけれど
愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、
イラストレーターとして活躍し、
大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。
二人の母がいて「さいこーにしあわせ」だった。
宙が小学校に上がるとき、
夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、
花野と暮らし始める。
待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、
授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。
代わりに手を差し伸べてくれたのは、
商店街のビストロで働く佐伯だ。
花野の中学時代の後輩の佐伯は、
毎日のごはんを用意してくれて、
話し相手にもなってくれた。
ある日、花野への不満を溜め、
堪えられなくなって家を飛び出した宙に、
佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、
レシピまで教えてくれた。
その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづける。
──きっと、この物語はあなたの人生を支えてくれる。
文庫化にあたり、
単行本の初版カバーに掲載した掌編に加え、
書き下ろし掌編を収録。
解説は、作家の寺地はるなさん。
町田そのこ
小学館